モッタイナイオバケ

豊作貧乏ってヤツで注文以上にレタスができているのでかなり捨ててます。
収穫適期を逃すと価値が全くない代物なので畑に入りもしないうちからトラクターで潰して周ったり、こんな事はしたくないんですがいかんともしがたいです。
社会科の教科書でいつか見たことを自分でやってるってのはすごく辛い事です。割り切ってこういうことができる大人に未だなりきれない26歳なので普段百数十円で出してるものとなんの見劣りもしないものを畑の藻屑にするのは心の中でレタスに謝りながらです。
植物の気持ちなんてわかるわけじゃありませんが、「美味しい」って食べてもらえるのと立派に育ってもロータリーで漉き込まれるのと、人の身勝手で命に対する対価がこうも違うのには自分の力なさを感じます。百姓だってのどかなばっかりじゃないんですよ。