土曜日を取り戻せ

ガキを殺める大人は最低。それを面白おかしく取り上げるマスコミも低俗。塾の講師だろうが嘘吐き外人だろうがキティはキティなのですよ。

そんな暗い話題もさることながら、身のまわりで気になることがあったのでちょっと考えてみました。
今や当たり前のようにこども達は土日連休になってるわけですが、月曜の朝になると"学校に行きたくない"ってごねる子が増えてるんですよ。そりゃまぁ普通に考えて2日も休むと家でのんびりしてようがどこかに遊びに出かけようが登校という日常が億劫になっても仕方がない気もします。

"あ〜明日は学校かぁダリぃな"っていう感覚は確かに我々も持っていたのでしょうし、サザエさんタイムとでも言いますか、マッタリからキッチリにシフトチェンジを迫られるような気配は間違いなくありましたが、それでも明けて新たな週が来ても引きずるって事はそうそうありませんでした。

本当にこども達の終末観が変わったのは土曜日のせいなのではないかと私は思うのです。我々の頃は休みは祝祭日と日曜、ボーナスで春夏冬ってのがしっかりあっただけでなく、"土曜日は昼に帰れる日"っていうオプション的な要素が輝いていた気がします。
この半日っていうのがミソで、今みたいに野球の練習が一日入ったり連休だから家族で出かけちゃったり塾のテストがあったりなんていう縛りもなく「今日は何して遊んじゃおうか」みたいな仲間同士の企てがそれだけで楽しい、それはある意味丸々休みの日曜日よりもフレキシブルな楽しみ方のできる日、こどもに委ねられた日が土曜日だったのではないでしょうか。

休みが倍になった事で日曜日の貴重さも土曜日の面白さも失われた。これは悲しいことだと思いませんか。自分が週休1日だから僻むわけではなく、義務教育は週休1日制に復帰すべきだと信じて止まないわけです。
実際今どきのガキは時間の使い方がヘタでしょ。


って僕は何に対してこんなに不満を感じているのでしょう。