HOW TO DISMANTLE AN ATOMIC BOMB/U2

現役バリバリでやってる中で世界最強のバンドU2の最新作。僕にとってはロック原体験っていうと家にハナっからあったジミヘンだとかCREAMよりも自分でお金を出して最初に買ったこのU2なんかがあてはまるってのは余談中の余談ではありますが自分が鼻垂らした小僧だった頃から走り続けてるってのはもんのすげぇリスペクションなしでは語れないものがあるわけです。

そんな彼らの久々のニューアルバム、#1はとっくにテレビでカッコよく流れてたので言うまでもないんですがどこを切っても"らしさ"の現われる楽曲が並ぶ文句ナシの出来だと思います。

やっぱり秋冬になると聴きたくなる圧倒的な存在感、前作では原点回帰なんて言葉が売り文句にもなってましたが僕は90年代U2なんかもかなり好きなんですよね。その理由はやっぱりこの独特の世界観っていうか音そのものが醸し出す空気にあるんじゃないでしょうか。BonoがいればOkってわけじゃなくってこいつらだからこそのサウンドってのがとにかく心地良いわけで。
包み込むようで突き放すようで、#2とか#5から数曲の流れとか"いかにも"ってメロディを聴かせてくれるのにはほくそえまずにはいれないです。

前作でも感じたのですが、優れた楽曲である事に変わりはないんですが初期で聴けたようなドラマティックな余韻ってのが減退してるな、ってのはありますがここまで来ると些細なコトですな。今度は来日してくんねーかな。